スネークアイズ見てきたよ

良くこのシナリオで企画通ったな!

でも、楽しめました。面白かったです。
画も衣装も美しい、アクションは爽快。
役者さんも素晴らしかったです。
スネークアイズ役の人は時々目がサニー千葉っぽい時あってドキっとした。
ストームシャドウ(以下富三郎・トミー)役の人は殺陣キレキレだった。
GIJOE側からはスカーレット、コブラ側はバロネス各一人づつ。
スネークアイズのオリジンでリブート作品だから組織の人少しなのはGIジョーファンには物足らないかも、途中スネークアイズが「Yo Joe!」て言ったのがサービスシーンか。
武器箱にズラリと描かれたコブラマークで巨大な悪の組織の存在感があってそこは良かった。
女性陣が全員可愛くて、特にバロネスは服もメイクも完全武装してるのに甘い雰囲気醸し出してるのが超好みでした。好き。メガネ!

面白日本描写は日本ロケ沢山しただけあってそんなに違和感なく
日本を舞台にしたファンタジーな場所/街で結構いい感じでした。
個人的に山の色や植え込みの木が日本のものだと統一感があって安心する。
悪の親玉ケンタ役の人がインタビューで「日本のスタッフが城の装飾するのと海外スタッフが城の装飾する時はやり方が全然違う城(キャッスル)としてセットを組んでる」と言っててそれがいい雰囲気の異世界感出てるのかなと思いました。
ヤクザの描写もVシネに出てきそうな威勢のよさ。
挨拶の仕方とかもそれっぽい。
全員カタナ振り回して走ってトラックに黒ひげ危機一髪は笑った。

一番最初に感じたのは、スネークアイズのオリジンなのにスネークアイズが酷い人物像になってるのが大問題だと思う。映画見て彼を好きになる人いるのか?

あらすじ
幼少期に父親を殺され身寄りのないまま成長したスネークアイズ。
地下格闘でヤクザの親分ケンタにスカウトされ、リターンで親の仇の情報をチラ付かされ
嵐影家へ潜入して家宝の石(絶大な威力のある兵器)を手に入れる為立ち回る。
途中ヤクザと手を組んだテロ組織コブラの存在を知りちょっとだけ迷うも
親の仇の情報の方が大事と嵐影家を裏切りまんまと石を奪いケンタに渡してしまう。
報酬に親の敵に会うがに彼は引退したコブラの一員と判明。

自分が利用されたと気が付いたスネークアイズは復讐を止め、石を使って嵐影家を滅ぼそうとするケンタを止めに戻り怒り狂ってるトミーを一瞬で手なずけ共闘し奪還する。
すべてが終わりトミーは跡取りに相応しくないと嵐影家を追放。
スネークアイズは父が元GIジョーだったと知りGIジョーになることにする。
すべてを失くし行き場を失ったトミーはバロネスの勧誘でコブラへ。

とにかくスネークアイズの悪人っぷりが凄い。
甘い言葉でトミーを落とし、何の葛藤も無しに散々利用してポイ。
途中でコブラが起こした大規模なテロ事件の数々を知りチラっと考え込むけど
復讐最優先!
なのに父殺しと対面してコブラのマッチポンプと知ると彼を殺さずみんなが危ないって戻るのはどうなっているのか。
大勢の人が死ぬであろう兵器を悪人に渡してまで果たしたい復讐じゃなかったのか?
父親が殺された理由も最後まで明かされず、ここで明かしておいてくれればもうちょっとスッキリ見れたのに。殺された理由はそうかな~とは分かってたけど。
GIジョー側も父は正義の為に死にましたじゃないでしょ、戸籍抹消してまで尽くした組織なのに隊員の残った子供のケアしてあげてよ~!ろくでもない正義の組織でモヤモヤする。

復讐方法を考え直す機会は何度もあったのに受け流し、トミーの信頼を利用する極悪非道っぷり。しかもそんなに悪いと思って無さそう、私の好きなスネークアイズはどこへ?
一目ぼれからさんざん貢ぎ、何もかも失ってストームシャドウとして闇落ちするトミーさんの方が主人公っぽいです。サブタイトルをストームシャドウに変更した方がいい。

スネークアイズとストームシャドウのオリジンは「寺院で兄弟弟子として育つ」のが大好きなので、この作品はちょっと気持ち切り離してみようと思います。
大体この映画スネークアイズのトレードマーク、黒マスクかぶってるの一瞬なので
あのスネークアイズがこんなひどいことを!みたいな気持ちにもならない。

と、いうわけで!

恋愛映画として見るとトキメキマシタ!

みんな大好き、ヤクザものBLです。

命を救われ一目ぼれしたトミーさんがスネークアイズを婚約者として嵐影家に連れて帰り
婿入りの為一生懸命3つの試練を受ける姿にトミーさんの愛は高まるばかり。


16秒あたりがトミーさんが恋に落ちる瞬間です。
トミー「なぜ助けた?」
スネークアイズ「俺は人殺しじゃない」
スネークアイズ「お前の目に誇りを見た」
というセリフ吹替だと仁義になってるそうですが、ヤクザなら仁義、忍者なら誉れでもいいね、この殺し文句はトミーの過去の男からの入れ知恵。

ケンタ「あいつこのセリフでいちころだったろ?」
スネークアイズ「(笑)」
なにこれ~少女漫画~!

彼を信じて疑わないトミーを心配する暁子。暁子の方がしっかりしてる。
多分城の人達も若を心配していたであろう。慕われてる様子だし。
ひたすらトミーがスネークアイズにラブビーム出しまくってるシーンが続くので
「ダメンズ好き」「その男やめときなよ」と視聴者全員思ったであろう。
裏切られても目を見つめられると許すそのチョロさ。
きっとトミーにとってスネークアイズはドストライクの見た目の良い男なのでしょう。
男を見る目が無さすぎる。
特に血の契りのシーンはとんでもない裏切りで人の信頼と恋心を平然と利用するスネークアイズにドン引き。
疑ってた暁子までスネークアイズに心を許しかけてたのは、彼には相手に悪意が全くないからだと思う。自分の目的以外全部無関心というか、だからトミーに対してもイイヤツだな~位にしか思って無さそう。謝りたいという言葉も薄っぺらい。

本当に、こんな男やめときなよ!
恋愛映画って書いたけどメロドラマ(バットエンド)だと思う。

嵐影の頭領がトミーを次期当主から外したのは表向きは石の力を一時の感情で使ったからだけど
どっちにしろ、こんなに人(男)を見る目ないのは当主は無理でしょう。
その後コブラの悪行知ってて入隊するのにちょっとモヤっとしたけど
確か原作ではバロネスかコブラコマンダー個人の用心棒として雇われてる設定があったような気がするので、用心棒からスネークアイズがGIジョー入ると聞いて正式コブラ入隊したと勝手に納得。

結局映画で一番何が記憶に残ったかというとトミーの恋の行方でした。
いつも裸にひん剥きたいのはスネークアイズの方ですが、この作品に関してはトミーが可哀そう可愛い過ぎて、ストームシャドウに肩入れしてしまいます。
スネークアイズもあのマスクじゃないしね。
個人的には ストームシャドウ(超執着)→スネークアイズ(さほど執着無)の構図は崩れてなかったから解釈違いです!とならなかったのが良かったです。受け攻めは知らんです。
トミーさんのもっと可哀そうなところ見たいなー。

映画としてはアレだけど、見終わった後じわじわと富三郎・・・可哀そうという事ばかり考えてしまう。
あの蛇なんやねんとか警備ザルすぎとか師匠2人いい味出してたなとかバロネスとスカーレットの共闘も良かったとかもちょっと考える。

よくわからないけど、後引く映画でした。

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