公開終了ギリギリに観に行きました。
ウサギは可愛いし、動物はオールスター総出演で賑やか
愉快でテンポよく楽しい映画でしたが
個人的に引っかかることが幾つかあって、最後まで気になってしまいました。

実写のような動物が、時々コミカルな動きをするのが面白かったのに、
ずーっとカトゥーンな動きをしまくってたから、もうただのアニメキャラに見えちゃった。
動きもオーバーで繰り返しギャグが多いのもくどく感じて、
CGキャラ同士のオーバーアクションなドタバタより、対人間の攻防の方が面白かったし見たかったんだろうな。
前作はマクレガーさんのリアクション芸が素晴らしく面白かったんだなと2を見て気が付きました。

前作はピーターの悪さにも理由があって、ギリギリ過剰なイタズラだったのに対して、今作は誰も自分を理解してくれない等の理由で街で出会った悪いウサギに騙されて、やる犯罪行為が過剰。
これは好みが分かれるんじゃないでしょうか。

ウサギ目線だから農家が極悪人はしょうがないけど、ペットショップヤバイ。
そこらで捕まえた動物を即店頭販売するとか、ペット業界に風評被害出ないか心配しました。
ピーターが悪事の贖罪に盗んだドライフルーツを悪のバーナバスから取り返して農家に返すんですが、そんなネズミが盗んだ食べ物返されても。
とか言っちゃうのは意地悪かな!

ラストの悪のウサギ軍団は、ペットショップに捕まって店頭で売られます。
バーナバスが「年寄りのウサギなんて飼うやつはいない」と言ってたのと、カエルのジェレミーフィッシャーが実験施設に売られ解剖寸前だった描写があり(どんな販売ルートなんだ)
猫とウサギとネズミは実質死刑なのでは?とモヤモヤしてしまいました。

私が動物モンペ気味なので引っかかったんですが、人間の大人がどんな酷い目にあってても笑えるけど動物可愛そうなの勘弁してほしいな~。
ハッピーエンドになる必要はないけど、最後に「彼らは死にませんよー」が欲しかった。

気になるところばかり書きましたが、面白かったところの方が多いです。

ピーターラビットの動物総出演でそれぞれ出番多いし、相変わらず可愛いし、マクレガーさんがピーターの味方に付いてるし。

個人的には敵対してる方が面白かったけど。

ビアのウサギ絵本の出版を持ちかける電通みたいな出版社。
この映画の製作会社がそのものじゃん、なんの冗談だよ
というのが最大の笑うところ・・・
社長の甘い言葉に惑わされビアさんが「ちょい悪ピーター」「宇宙ピータ」と、どんどん作風変えて絵柄まで変わっちゃってるんですが!
原作者の絵が変わるって凄いなビアさんが漫画絵に寄せちゃってる。
絵柄がコロっと変わってるっていうより微妙に変わってるんですが、1の時の原作にそっくりな絵とは程遠い絵がバンバン出てきます。
原作ファンの人大丈夫かな今更か。
結局ビアさんがキレて「私のやりたい事じゃないしキャラ改変やめて」と契約断っちゃうんだけど、電通(じゃない)は懲りずに次は「クマのプーさんでいくかって」なってるの笑える。

ネズミ出演が増えてて嬉しい。
ピーターの妹に出番が増えて性格の違いが分かりやすくなったの良い。
悪いウサギバーナバスにピーターがちょろりとやられてしまうけど、最後は従弟のベンジャミンの元に戻ってくるのは最高に良い(腐った感想)
前作でコテンパンだったマウレガーさんに花を持たせているけど、リアクション芸もちゃんとしてくれてる。ありがとう。
前作のアレルギー問題で炎上みたいな悪ふざけは一切なくて、その手の配慮は行き届いてたと思う。
ブラックなユーモアと行き届いた表現の配慮が両立してるのは凄い作品。

私がやり過ぎって思ってるよこの席で年配のお姉さん達が凄く笑ってたので、これでいいのかと思いました。
映画館は見てる人の反応分かるので本当にいいなぁ。
凄く楽しそうだった。

個人的には気になるところが残念でしたが、期待通り楽しく見れる作品でした。

ピーターラビット2相関図(映画) 紹介元のブログ
ピーターラビット相関図(原作)

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